自然派シャンパーニュの元祖が造る海底熟成ワイン ルクレール ブリアン
アビス 2017 750ml
フランス モンターニュド ランス シャンパン 海底熟成 ブリュット ナチュール シャルドネ ピノ ノワール ピノ ムニエ 辛口 シャンパーニュ 浜運

≪ワインについて≫
海底60mで10ヵ月間熟成された特別なキュヴェ。ブルトン海岸のすぐ沖合、イギリス海峡と大西洋の交わる場所で、年間を通して水温は一定です。さらにボトルの内圧、周囲の水圧が同じ状態で保たれるユニークな環境です。ビオディナミの暦に基づき水中に沈められ、引き上げられます。深海で1年間、常に潮の満ち引きがある状態で熟成させることで、深いエネルギーと高揚するような調和のとれた特徴をたたえたシャンパーニュに仕上がります。

≪生産者について≫
シャンパーニュ地方でいち早く有機栽培を取り入れ、自然派シャンパーニュの先駆けとして知られるルクレール・ブリアン。1872年に先代のルシアン・ルクレールがキュミエール村にメゾンを設立、約4haの畑からスタートしました。

1955年にベルトラン・ルクレールがジャクリーヌ・ブリアンとの婚姻をきっかけにネゴシアンを設立し拠点をエペルネに移動。以降60年代には有機栽培の導入、70年代には単一畑キュヴェの生産、80年代後半にはビオディナミ、2003年からはデメター認証と改革を続けます。後継者がおらず一時は殆どの畑が売却されましたが、ビオディナミ界の奇才エノロジスト、エルヴェ・ジェスタンが畑を買い戻し、現在もメゾンは引き継がれています。

メゾンの鍵を握るのはエペルネの中心部にあるラ・クロワゼットという小さな区画です。特別な手入れが施され、単一畑シリーズで最も傑出したキュヴェのひとつを生み出しています。設立当初から変わらぬ自然とテロワールに対する深い敬意があり、現在では全ブドウ畑がビオロジックとビオディナミの認証を受けています。さらにリリースされる全てのキュヴェがヴィーガン認証です。 ワイナリーはエルヴェ氏によりモダンなスタイルに再設計され、ステンレスタンクからアンフォラ、バリックなど細部まで拘った様々な形や素材の容器がずらりと並びます。醸造は圧搾からドサージュまで一貫してソフトで自然なスタイルです。最低9ヵ月の樽熟成を経て瓶詰めされ、地下35m、長さ1kmに及ぶセラーで長い年月を過ごします。ドサージュは殆ど行われません。

メゾンの救世主であるエルヴェ氏は現在もコンサルタントとして携わり、ビオディナミのエネルギー、光、生命力が注ぎ込まれたシャンパーニュの生産を支えています。ルクレール・ブリアンにしか表現できないどこまでもピュアで繊細、そしてガストロノミックなスタイルを生み出しています。