フレデリック・マニャン

Cote de Nuits Village Rouge "Coeur de Roches"
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・ルージュ・クール・ド・ロッシュ

ブロションのLa Queue de Hareng区画が主体。全体の作付面積5ha は標高240～280m の20区画からなる。主となる東向きの高地の区画は表土が薄く厚い岩盤がむき出しになっているのでクール・ド・ロッシュと名付けられ、独特の硬質感を得ている。50％全房。5日間のマセラシオン。

Marsannay Rouge "Saint Jacques"
マルサネ・ルージュ・サン・ジャック

平均樹齢40年。区画名のサン・ジャックは化石で覆われた白い地層を評して名付けられた。並外れた粘土石灰岩の含有量を誇ります。ピノノワールはこの平独特のミネラルを得て、非常に透明性の高い正確な味わいになります。古いバリックに入れて19ヶ月間熟成後、アッサンブラージュ。

Fixin Blanc
フィサン・ブラン

フィサン村の斜面上部にある畑で沖積土壌にジュヴレ・シャンベルタンらしい酸化鉄を含んでいる表土の下に厚い石灰岩盤がある区画。ピノ・ノワールには痩せ過ぎていて相性が良くないので、昔からシャルドネが植えられてきた。フィサンの中で白葡萄比率はかなり低く希少。

Fixin Rouge "Coeur de Violette"
フィサン・ルージュ・クール・ド・ヴィオレット

ジュヴレ・シャンベルタン寄りに位置する5区画のアッサンブラージュ。全ての区画は石灰含有量が多いのでミネラル感が強く出て、黒系果実ではなく、赤系果実の繊細でフレッシュな印象になる。古バリックで13ヶ月熟成後、アッサンブラージュ。少し鉄っぽいのがジュヴレ寄りの個性だが、早く開き、早く楽しめる。

Morey Saint Denis "Clos Baulet" [1er Cru]
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・ボーレ

0.87haしかない非常に小さな畑でクロ・デ・ランブレイの真下。土壌は赤みが強い粘土石灰質で大きな丸い石が多く含まれていてワインに力強さと骨格を与える。斜面中腹の標高が高い部分。フレデリック・マニャン含め数人しかこの畑名でボトリングしている人はいない。50％全房醗酵。

Chambolle Musigny "Les Charmes" V.V [1er Cru]
シャンボール・ミュジニィ・プルミエ・クリュ・レ・シャルム・V.V

最もシャンボール・ミュジニーらしいプルミエ・クリュとも言われるレ・シャルム。扇状に広がった斜面の真ん中に位置し、理想的な斜度を持っている。完璧な日当たりと完璧な水はけという葡萄栽培にとって理想的な畑。ストレスの少ない葡萄は繊細で優しく、しっとりとした質感で激しさとは無縁のエレガントな余韻。

Nuits Saint Georges V.V Jar
ニュイ・サン・ジョルジュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ・ジャー熟成

粘土石灰土壌のPetit Charmotteと砂利が多く赤土の目立つ粘土質のAux Tuyaux はヴォーヌ側。ケイ素、鉄分を含んだ粘土石灰質のLes Longecourts はサン・ジョルジュ地区にあり、標高は230m。ミランダージュと呼ばれる小粒の凝縮した葡萄を得ることが出来る。3区画のアッサンブラージュ。

Savigny les Beaune Rouge "Les Golardes"
サヴィニィ・レ・ボーヌ・ルージュ・ゴラルデ

サヴィニー・レ・ボーヌの村の奥にある村を見下ろす高台にある畑で南に面した特殊な畑、レ・ゴラルデ。硬い石灰岩盤の上に僅かに表土がのっている土壌。非常に痩せていて岩盤の恩恵を大きく受けていてミネラリーで垂直性のある味わい。南の太陽からくる果実味と土壌からくるミネラル感。

Bourgogne Aligote
ブルゴーニュ・アリゴテ

マルサネのシャン・フォレ畑はジャン・フルニエ等のアリゴテに特化した造り手もアリゴテを植える、昔からアリゴテと相性の良い畑。石灰質の多い粘土石灰質土壌でアリゴテのフレッシュさや伸びのある酸を表現。樹齢は50 年とアリゴテにしては非常に高樹齢。ステンレスタンクで16 度から野生酵母のみで発酵開始。1 度移し替えを行い、澱と共に15 ヶ月間熟成後ボトリング。

Savigny les Beaune Blanc "Les Golardes"
サヴィニィ・レ・ボーヌ・ブラン・ゴラルデ

サヴィニー・レ・ボーヌの村の奥にある村を見下ろす高台にある畑で南に面した特殊な畑、レ・ゴラルデ。サヴィニーで最もシャルドネに相性が良いと言われる。硬い石灰岩盤の上に僅かに表土がのっている土壌。非常に痩せていて岩盤の恩恵を大きく受けていてミネラリーで垂直性のある味わい。南の太陽からくる果実味と土壌からくるミネラル感。

Gevrey Chambertin "En Vosne" Jar
ジュヴレ・シャンベルタン・アン・ヴォーヌ・ジャー熟成

ジュヴレ・シャンベルタン村の北側。シャンベルタンやクロ・ド・ベーズと同じ標高300m の位置にあるので気候条件は、ほぼ同じ。斜度はゆるやかで、土壌は典型的粘土石灰土壌。高い熟度とジュヴレ特有の鉄っぽさや厳しさも味わえる。良い年のこの畑のワインは熟成にも向く。

Gevrey Chambertin "Lavaut St Jacques" Jar [1er Cru]
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン・ジャック・ジャー

0.22ha の小さな区画だが粘土に活性化した石灰質が含まれていて非常に良い状態。ビオディナミ。最も標高が高く、石灰岩盤の上なので厳しさ、ストラクチャーのあるワインを産む。樹齢は45年以上で収量は非常に少ないが毎年小粒で凝縮した葡萄が収穫される。50％アンフォラ、50％古バリックでの19ヶ月間熟成。プルミエ・クリュで最も偉大な畑。

Morey Saint Denis "Les Blanchards" [1er Cru]
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・レ・ブランシャール

レ・ブランシャールは総面積でも1.97haと非常に小さい畑。クロ・ソルベ、クロ・ボーレと並んでいるが最も粘土質が多く、重い土壌で大きな石が多く含まれている。ワインは硬く、力強さがあり、長期熟成できる高いポテンシャルを秘めている。

Vosne Romanee "Maizieres" Jar
ヴォーヌ・ロマネ・マジェール・ジャー熟成

標高250m～350mまでの細長い0.35ha の区画で標高の低いところから高いところまでを含んでいるのでバランスのとれた味わい。樹齢は70年を越しているので収量は非常に少ないが構成力のあるワインに仕上る。土壌は粘土石灰に泥灰が混じっている。アンフォラと古バリックで19ヶ月熟成。