あのパーカーも惚れ込んだ生産者 ブルネッロ ディ モンタルチーノ リゼルヴァ 2012
ペルティマリ 750ml
イタリア ピエモンテ パーカー94点 サンジョベーゼ 赤ワイン 重口 虎

≪ワインについて≫
フレッシュな赤系ベリーに可憐なドライフラワーやなめし革、土っぽいヒントを帯、華やかでありながらも奥ゆかしさのあるアロマ。柔らかなテクスチャーとともにスパイス香に引き立てられた甘い果実味が流れ込み、塩味を伴うミネラルと爽やかな酸味が全体に広がります。美しく燃えるようなエネルギーに満ち、花火がゆっくりと消えるような長くドラマティックな余韻で締めくくられます。

≪生産者について≫
100年以上にわたり受け継がれ、際立って美しいブルネッロを生み出すサセッティ・リヴィオ・ペルティマリ。爽快でアロマティック、力強く、口の中で踊るうようなスタイルは、「最も感銘を受けたワインのひとつ」と世界の評論家を唸らせ、生産量の少なさから度々入手困難となっています。

リヴィオ・サセッティ氏は生産者組合であるコンソルツィオ・デル・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの創設メンバーの一人でもあります。1960年代にモンタルチーノの街のすぐ傍にあるモントゾーリの丘が絶好のテロワールであると確信し、ワイナリーの拠点を移動。これが現在のワイン造りの原点となっています。後にサセッティ家はモンテクッコDOCに属するマレンマの美しい土地、ラ・クエルチョリーナと、活気あふれるヴァルドッビアーデネ・プロセッコDOGCに位置するコッレ・アルジェントを取得。以来すべての畑においてサスティナブルな農業で歴史的な特徴を守っています。

生産の要となるモンタルチーノの畑は約13haあり、12haがブルネッロ用のサンジョヴェーゼ・グロッソ、1haがシャルドネに充てられています。平均標高は300mで主に北西に面し、土壌は泥灰土と粘土で構成され、保水性と排水性のどちらも備えます。ブドウ樹はどれも自生のクローンに 由来し、優れた遺伝を守ることに尽力しています。畑はサスティナブル農法及びオーガニック農法で丁寧に管理。日々の手入れから収穫まで全て手作業で行い、健全で完熟したブドウのみを厳選し、ワインづくりの全工程で人的介入を最小限に抑えます。
醸造においてはビロードのようにエレガントなワインに仕上げるため、マセラシオンは10-15日前後に留めます。熟成は大樽で3年以上かけ、微量の酸素をゆっくりと取り込みながら要素を完璧に調和させます。程よい酸味、バランスの取れたアルコール度数、洗練されたタンニンを示し、十数年の熟成に耐えうるポテンシャルを持ちます。

ロバート・パーカー氏に「もしブルネッロ・ディ・モンタルチーノを1本だけ飲むとしたら、それはペルティマリでなければならないとさえ考えるようになった」と言わしめたペルティマリ。歳月をかけてブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生産拡大に努め、数十年前から劣らぬ並外れたクオリティを維持し続けています。